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社長の明太よもやま通信 VOL.12

社長のよもやま通信

みなさんご無沙汰しております。

暑い日がつづいていおりますが、いかがお過ごしでしょうか?

さて、最近の博多の様子ですが、なぜか今、テレビ番組などでも「福岡」を全国であつかっていただく事も増え、大変うれしく思います。

オリジナル辛子明太子

日本には、東京・大阪・名古屋という大都市がありますが、私は福岡という街に生まれました。人口が減少している日本の中で、地方とは言え、この「福岡」に生まれたことは、幸運なことだと思っています。人口も増えていますし、海外からのお客様も多く、そして、東京・大阪からもいま注目を浴びている。

博多駅前店

しかし、その一方で、九州にはほかにも、個性豊かな長崎、佐賀、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄がありあますが、どの県も、実は今たいへん苦労していると思います。特に、県庁所在地ではないような、市町村は、若者は都市へでていき、買い物するような店はへり、そして、仕事が減っていっています。 だいたい、県庁所在地以外の町で、高校をでて、一番いい就職先は役場であり、「地方創生」といっても、現実にはドンドン寂れていっているのが現状だと思います。そのうえ、現在、その人口が減少している市町村がしているのは、自分の市町村の人口が減らないために、他の市町村からの移住者を増やすような活動ばかり・・

本質的な問題の解決になっていないような気もします。

地方が、地方であっていいような「地方の在り方」を探さないといけないのではないか?今は、すべてが大都市に備わっていて、地方はドンドンすべてのものが乏しくなっていく・・そんな状況になっているような気がします。

地方が地方であっていいような「地方の在り方」って、人生の選択肢の中で地方で生活をするというのが都市で生活することと同等の価値がなくてはいけません。そのためにも、地方にもっともっと仕事をつくっていかないといけないと個人的に思っています。

北海道でもそうですが、やっぱり、仕事がないとみんな札幌に出ていってしまうんです。

北海道2

もう7年ぐらい前になりますが、夕張の市長のところにインタビューにいったことがあります。財政破綻して、行政サービスが続けられなくなっていく中、やはり、一生懸命、再生のために全力でがんばっていても、仲間がひとりまたひとりと、札幌に出ていく・・・

出ていくほうも、出ていきたくて出ていっている人ばかりではない・・

そうならないためにも、私は、食を通して、九州の地方に貢献できる会社になれればなと思っています。九州で頑張っている食品に携わる会社さんと一緒に、地方でできる会社の在り方を探していきたい。恵まれた環境にある福岡にいるからこそ、地域で頑張る会社さんと何かできないのか?と思っているしだいです。

本社

自分たちにできることは、けっして大きなことはできませんが、そういう会社さんにも貢献できる形をさがしていきたいと思います。
なんか偉そうな話になってすみません。