島本のこだわり

辛子明太子の生まれ故郷から

毎年国内の漁獲量が減少している辛子明太子の原料、スケトウダラ。自然の恵みをどこまで人が享受して良いのか?そして人はその恵みでどこまで暮らしていけるのか?

命をいただくことに纏わる深い問いを誰もが胸に抱きながら、北海道の漁港では極寒の中でスケトウダラ漁が行われます。

博多辛子明太子の
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島本の辛子明太子は希少な国内産素材

島本の辛子明太子の素材として用いられるのは国産のスケトウダラ、つまり「国産たらこ」がメインです。島本では常に良質の辛子明太子をお届けするために、素材にこだわり続けています。それは贅沢であると思われがちな一方、自然の恵みをしっかりと美味しくいただくためにも大切なこだわりです。

しかし、残念なことに国産のスケトウダラは年々漁獲量が減少しており、原材料の高騰や、素材自体の確保も益々難しくなっています。希少な海の資源だからこそ、私たちは一腹一腹、一粒一粒を大切にし、良質な明太子をおつくりしています。

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極寒の中、
人々が息づく漁の日々

スケトウダラ漁が行われるのは極寒の海。厳しい気候の中、漁師のみなさんが手間と苦労を惜しまないからこそ水揚げされる新鮮なスケトウダラ。獲れたての魚はそこから素早く、鮮度が落ちないうちにたらこへの加工作業へ回されます。たらこの鮮度はすぐに落ちやすく、プロの手による迅速な作業が求められます。時間との勝負に日々息を弾ませながら、漁港の人々が立ち回る真剣勝負です。

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アラスカの海で実現した
最高鮮度の「日網卵」

島本のチャレンジとして、日本の技術者がアラスカの孤島へ渡り誕生した最高鮮度のたらこ。獲れてから30時間以内に漬け込む、いわゆる「日網卵」が実現しました。それは見るだけ鮮度の良さが分かる「みずみずしい乳白色のすけそうだらの卵」です。

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できるだけ冷凍せずに
鮮度を保つ技

漁師のみなさんだけが漁港の人々ではありません。獲れた魚を、私たちが美味しくいただけるように加工をする人々も漁師と同じく港を力強く支えています。たらこの鮮度を保つために、生きたままの卵に塩をふる「塩打ち」ゆっくりと塩なれを深めさせながら、最新の冷凍技術により、マイナス35度に急速冷凍保存することで、冷凍の回数とたらこにかかるストレス最小限に抑え、鮮度を保ちます。

「たらこ」から「辛子明太子」へ

「たらこ」が博多の地に運ばれたら、そこから辛子明太子作りが始まります。

北海道の人々と同じに良質の辛子明太子をお届けしたいと願うスタッフによって、辛子明太子づくりは伝統の手法を守りながらじっくりと丁寧に行われます。

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たらこ本来の味を活かす漬け込み

たらこを漬け込む調味液は、もちろん島本のオリジナル。秘伝の製法で昔から伝えられ続けており、濃いめの仕上がり。それはもちろん、たらこの鮮度を守るために、比較的短い時間で調味液を染み込ませていくからです。大切なのは、せっかくのたらこの味の本質を壊さないこと。十分な時間がたてば、お子さまでも召し上がっていただける、素材の旨みいっぱいのやさしい辛子明太子に。

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昔ながらの手法で、やさしい味わいに

島本の辛子明太子のもうひとつの特徴は、日本酒ではなく焼酎でたらこを漬け込むこと。素材の旨みを邪魔しないすっきりとした仕上がりと後味を求めたとき、焼酎を用いたほうが良いと私たちは昔から考えています。ですから島本の辛子明太子は、口に入れたときに「?」と感じてしまう後味がなく「もう一口食べたい!」と素直に感じることができるのです。

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島本の辛子明太子は無着色です

素材の魅力を活かした自然な味の辛子明太子ですので、感受性の高いかたはもうお分かりかもしれません。島本の辛子明太子は、その素材の魅力に敬意を表し、必要最低限の調味料で作られています。本物の魅力で、お子さまにも安心。

人の手から人の手へ
たくさんの人々が「ひと粒に身をつくす」

島本では、このように厳選された素材と伝統的な手法にこだわった辛子明太子を、ゆっくりと、丁寧におつくりしています。「ひと粒に身をつくす」のは、たった一人ではないのです。北海道やアラスカの海へ漁に出る人々から、博多の辛子明太子職人、そしてみなさまにお品をお届けするスタッフに至るまで、多くの人間が細心の気遣いをもってみなさまの食卓においしい辛子明太子をお届けし、食卓に喜びの声が在ることを願っています。